cPanel サーバ管理用コントロールパネル

cPanel WHM 11

新しくなったcPanel11について学習します

cPanelとWHM 11の概要

cPanel & WHM 11.24 は、コードベースを簡素化する一方で、NSDやDovecotといった新たな機能を提供しています。その結果、システム要求を最小限にするスムーズなプログラムを実現しました。x3インターフェース自体も効率化し、以下に数字で示すとおり、帯域幅をそれ程必要としなくなりました。これらの新機能により、結果としてデータ読み込み時間が全般的に短縮され、日々のホスティング業務が向上することになります。

コアソフトウェアに施された改良の数々は、決して誇張したものではございません。メールサーバ、FTPサーバ、ウェブサーバ、ネームサーバを設定するために、インターフェースの改善は度々行われています。DNSクラスタリング技術も急速に機能が向上しており、NSDにも言えることであるが、DNS機能は超高速で動作できるようになるだろう。cPanelのバックアップシステムについては、高速処理実現に向け、見直しを重ねている。これが実現すれば、増分バックアップまたは圧縮バックアップの作成、またはリストアが実質的に速くなることになります。

さらにバージョン11.24として紹介された、cPanel AcceleratedではcPanelのためのこの新たなトラックは、専用サーバのオーナーまたは管理者に直接的にサービスを提供するものであります。cPanelのバックエンドエンジンは幾度となく更新され、専用サーバに対してハイパフォーマンスを提供できるよう、改良を重ねています。


バックエンド・パフォーマンスの向上

cPanel & WHM バージョン 11.24 は改良を重ね、そのパフォーマンスは飛躍的にアップししました。今回の新バージョンは、ただ1つのサイトを保有するサーバであろうと多数のアカウントを保有するサーバであろうと、どのサーバに対してもスムーズに動作するよう設計されています。パフォーマンス能力の向上は、10,000を超えるDNSゾーンも容易に処理できる能力も含め、特に多くのアカウントを持つサーバにとっては驚異的な効果アップと言えます。

XML-API  より強力に進化

既存のXML-APIは、サードパーティープラグインやソフトウェアとのさらなる互換化が可能であるが、そのXML-APIが幾つかの点で、大幅なグレードアップをしています。従来のXML-APIは全く異なった36の機能をサポートしていましたが、現在11.24に搭載されているXML-APIは、さらに強力な48の機能を誇っています。これにより、cPanelユーザーのスクリプト・他のソフトウェア間のインタラクション(相互作用)をより包括的に行うことが出来るようになります。必要な作業を短時間で効率よく行えるのが特徴です。

バックアップ能力の改善 スピードアップで安全性を確保

11.24のバックアップ機能は、かなりスピードアップしています。従来バージョンでは、バックアップしている間のロードアベレージが3程度と高かったが、改良され、強化されたバックアップシステムでは、複数のアカウントでバックアップが実行された場合でも、ロードアベレージが1.2前後に留まる傾向にある。これは極めて大きなパフォーマンス能力の向上であり、このパフォーマンスについては利用して頂ければ、一目瞭然で確認することができます。新しいバックアップシステムで、データを安全に保存できることを保証します。

ユーザーデータの移行

cPanelのアカウント移行システムは、バージョン11.24でさらに向上しました。現在、アカウントの移行は、(バージョン11.24か、もしくはそれよりも新しいバージョンであれば)お客様がcPanelのどのバージョンを利用しているかに関係なく、cPanelの最新の移行スクリプトを使って行われています。移行スクリプトは必要に応じてアップデートされているため、自分でチェックする必要はありません。これにより、アカウントをcPanelではないサーバからcPanelベースのサーバへ移行する際の、アカウント移行の処理が簡素化されることになります。

軽量NSDネームサーバ -- クエリーに対して素早く対応

cPanel及びWHM 11.24 は、軽量NSDネームリゾリューション(名前解決)デーモンを搭載しています。NSDは機能面よりもパフォーマンス面を重視しているため、権威付きネームサーバにとっては理想的です。また、メモリ使用量を最大で40%まで削減できるようにパフォーマンス能力を上げ、バインドと互換できるコンフィギュレーションデータを採用しています。(尚、NSDはDNSクラスタリングとは互換できません。詳細については、http://www.nlnetlabs.nl/nsd を参照)

cPanelでは引き続き、新たなNSDネームサーバオプションはもちろんのこと、BINDを当面サポートしていく予定です。

効率的なDovecot(ダブコット)メールサーバ

cPanel及びWHM 11.24は、Dovecotメールサーバもフルサポートしています。Dovecotはやがて、IMAP/POP3対応の標準サーバとして、cPanelのインストールの増加とともに、Courierに取って代わるだろうと考えています。Courierと比較すると、Dovecotのパフォーマンス性は高く、メモリ使用量も比較的少ないと言えます。Maildir形式への互換性も持っているため、アカウントが非常に集中しているサーバにも、そうでないサーバにも、両方に対応可能です。サーバの使用率に左右されない、ハイパフォーマンスを実現しました。

Dovecotはアイドル状態の場合、メモリ使用量がCourierと比較すると約70%減です。また、アイドル時でない場合でも、IMAP動作中でメモリ使用量がCourierよりも10%少なく設計されています。

利点はメモリ使用量だけに留まりません。Dovecotはアップグレードから僅か24時間以内に、ディスクI/O 25%削減を実現します。効率アップのためcPanelではDovecot用に独自の認証サービスを作成しており、それはDovecotオリジナルのプロトコルに基づくものであります。
cPanelでは引き続き、新たなDovecotメールサーバオプションはもちろんのこと、Courierを当面サポートしていく予定です。

VPS Optimized 2.0 が安全性・安定性を高めると同時に、パフォーマンス能力もアップ

VPS Optimized 2.0の目標は、最終的にメモリ消費量を減らすことです。現在、VPS Optimized 2.0は、待機中のメモリ使用量において、12〜15メガバイトの削減を行っています。VPS Optimized 1.0が、ほぼ60%のメモリ使用量の削減を達成したことを考え合わせると、飛躍的にスピードアップしたサーバと言えます。

cPanelサービスの中核であるアーキテクチャについても、様々な改良がなされてきました。そして数々の改良は、単に実質上のサーバ設定・サーバ運用に利益をもたらすだけでなく、あらゆるサーバ関係者の役に立ちます。例えばcPanelのログを処理するデーモンは、その機能性の全てはそのままに、メモリ使用量を最小にするよう、繰り返しリデザインされてきました。さらにセキュリティを高めるために、cPanelのプロセスを監視するデーモンについても、幾度となく手が加えられ、これによりサービス実行中の安全性を向上させることに成功しました。

さらに、膨大な量のバグ修正も行っています。バグの中にはそれ程深刻でないものもありますが、重大な問題となり得るものも実際には含まれていました。DNSクラスタリングの領域において、特に重要なバグの修正を行い、結果、syncパフォーマンスやエラー検知が飛躍的に改善されました。

結局利点は何か?
答えは簡単。cPanel & WHM 11.24は、ユーザインタラクションを必要としない数多くの改善点を(ユーザーに)提供しているということである。全般的なバグの修正とコアサービスの変更が、アップデート直後からあなたのサーバで効果を発揮することができます。

さあ始めよう! 全行程が6ステップで完了

弊社の新しい初期設定ウィザードでは、従来と比べ、お客様のサーバの設定が簡単に行えるようになりました。WHMの場合でいうと、苦労することなくサーバセットアップが6つのステップで完了することができます。ネットワーク情報、ホスト名、リゾルバ情報の設定が可能です。サーバ・プロビジョニングの際、IPアドレスを追加することも、今や可能な限り簡素化されています。新しい初期設定ウィザードの最大の改善点の1つは、ネームサーバの設定です。以前はcPanel/WHMのベテランユーザーであっても、(設定のための)プロセスが複数段階存在し、かなりの時間を要しましたが、現在では1画面(1ページ)ですべての設定が完了するようになっています。サービス&クオータ設定も同様に(必要な機能が)全て一所に収まり、余計な時間をかけずに設定を行うことができます。